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今日から始めるインターネット集客 第3回:自力でできる検索でヒットする方法

今日から始めるインターネット集客 第3回:自力でできる検索でヒットする方法

著者:中山 陽平 Webコンサルタント。株式会社ラウンドナップ代表取締役

第1回では、インターネットを使って集客するにあたり、まずは実際にインターネットのサービスを使って、どうすればお客さまに喜ばれ、満足いただけるのか考えることから始めることを。続く第2回では、それを踏まえてホームページを作るにあたり、パートナーの選び方や運用方法といった、まず考えなくてはならない点について解説しました。

さて今回は、実際にホームページを立ち上げたあとに、ホームページを見てもらうために欠かせない「SEO(検索エンジン対策)」について解説していきます。

お客さまを呼び込むためのSEOって何?

ホームページを立ち上げたら、より多くの人に見てもらいたいですよね。でも会社やお店の名前、URLも知らないお客さまが自然と皆さまのホームページに来訪することはありません。リアルの店舗であれば、立地の良いところに店舗を出せば何もしなくてもお客さまが来ます。しかしインターネット上では、何もしなければ誰も来ないのです。では、自社のホームページを見つけてもらうには、どうすればいいでしょう。

ホームページ制作の指南書などには、必ずといっていいほど「ネットからの集客を伸ばすならまずSEOから」と書かれています。

「SEO」とは「Search Engine Optimization」の略で、直訳すれば「検索エンジン最適化」です。「検索エンジン」とは何かというと、簡単にいえばGoogleやYahoo!などが提供している「検索機能」の裏側にあるプログラムのことです(厳密には少し違うのですが、まずはこれくらいの考え方で問題ありません)。

この検索エンジンというプログラムによって、ネット上の情報は収集され、順位づけされています。あなたのホームページ上の情報も当然同じように収集されています。

検索エンジンからの集客は重要です。なぜなら多くの人は、何か欲しいものがあると検索サイトを使って商品やサービスを探すからです。そしてそこで見つけたホームページの中から自分にあったものを選んで、実際に購買を行います。

このとき重要なのが「検索順位」です。世の中にはたくさんのホームページがあります。なので、いかにその中で「目立つ」かが大事です。検索してすぐに目に入るのと、何ページもめくらないと、あなたのホームページが出てこないのとでは大きく違いますよね。

例えるならメインストリートに店舗を出しているのと、駅からバスで20分のところに店舗を出しているくらい集客数が違います。

インターネットとリアル店舗、それぞれ見つけやすいお店はどっち?

インターネットとリアル店舗、それぞれ見つけやすいお店はどっち?

このため、いかに検索結果の上位にあなたのホームページを表示させるかが重要になります。つまり、より多くのお客さまを呼び込むために、検索サイトの上位に表示され、そこから実際にお客さまが、あなたのホームページへ訪れるように工夫することが必要です。こうした一連の作業を「SEO」と呼びます。

では、SEOはどうやって行えばいいのでしょうか。相手は検索エンジンというプログラム。専門知識がなければできないのでしょうか? 正直にいえば、突き詰めれば専門的な知識が必要になる場面は少なからずあります。

しかし、皆さまで行えることもたくさんあり、もちろん効果もあります。そこで今回は、自力でできるSEOの方法をお伝えできればと思います。

SEOの基本は、お客さまのニーズを満たすこと

検索結果の上位に食い込むには、Googleなどの検索エンジンに「このサイトはお客さまにとって価値があるホームページだ」と認識してもらう必要があります。なぜなら、検索エンジンもボランティアではなく商売でやっていますので、使ってもらわないと意味がないからです。検索結果に、検索したお客さまが求める情報がきちんと出てこないと、誰もそんな検索エンジンを使わないですよね。

では、お客さまにとって価値のあるホームページかどうかを検索エンジンはどう判断しているのでしょうか。それは大きく2つに分かれます。1つは外部からリンクをもらっているかなどの「外部要因」、もう1つがコンテンツ(情報の中身)の品質などの「内部要因」です。

そしてこの「内部要因」の中で重要なコンテンツの作成や改善は、皆さまが専門知識をもたなくても行えるとても重要なSEOです。検索エンジンは、コンテンツを重視するため、お客さまの要求を満たすコンテンツがインターネットのどこに存在するかを常に調べています。どこかの記事をコピーしただけのものやホームページのリンクの寄せ集めではなく、オリジナルのコンテンツであるかどうか、情報が新しいかどうか、といったあらゆる観点でコンテンツを十分にチェックして、ランクづけしています。

それはなぜかといえば、検索サイトも利用してもらうために、お客さまのニーズに十分応えられるようなページを検索結果の上位に出したいからです。

つまり、お客さまのニーズを満たすコンテンツを公開することが、結果的に検索結果の上位に表示されることにつながります。とは言え、何を書けばいいか難しいですよね。そこで、最初は、検索エンジンのことはあまり意識せず、お客さまが求める情報を正確に分かりやすく公開することに専念することをお勧めします。そしてそのような情報を充実させることから始めてみてください。

ホームページの中にあるコンテンツを読みやすくするのも、お客さまのニーズを満たすための工夫のひとつです。よほど文章などを書き慣れていない限り、コンテンツを作るのはとても大変です。しかしそのスキルアップも大きな意味がありますのでがんばってください。

それでは、どのようにお客さまが求めるコンテンツを作ればよいのでしょうか。

コンテンツ作りの第一歩。よく検索されているキーワードを研究しよう

お客さまが求めるコンテンツを作るには、お客さまが普段どのような言葉(キーワード)で検索しているかを知ることが重要です。キーワードはお客さまのニーズをそのまま表していますので、キーワードに対する回答、これがお客さまの求めるコンテンツといえます。

業務に詳しい人やサービス提供者は、自分たちの業務についてはよく知っています。しかし、お客さまは自分たちのニーズをかなえてくれる人が誰なのか、どんなサービスなのかよく分かっていないケースが多いのです。

例えば「就業規則」というと、業務を行っている方は「これは社労士の仕事だ」と知っているので、「社労士事務所 地域名」でお客さまは検索をすると考え、そのキーワードで上位の表示を狙おうと思うことでしょう。

しかし、お客さまはそもそも「就業規則って誰に頼んだらいいの?」と思っていることの方が多かったりします。このため、そういったお客さまは、「就業規則 地域名」というキーワードで検索するはずです。お客さまが知りたいことをストレートに羅列するのです。

このことは、ほかの業種でもいえます、例えば「ネット広告を出したい!」と思ったときに「リスティング広告出稿会社」などと検索する人は、ある程度分かっている人だけです。一般の方は自分のやりたいこと「ネット広告」や「インターネット広告」などで検索をしますから、今からネット広告を始めたいという人を集客したいのなら、その人たちが使う言葉で上位表示を目指す必要があります。

とはいえ、お客さまがいったいどんな言葉が使われているのかは、分からないですよね。そんなときに便利なのが、GoogleやYahoo!が広告出稿者用に提供しているキーワードツール(キーワードアドバイスツール)です。Googleは「キーワードプランナー」、Yahoo!も同様の「キーワードアドバイスツール」を公開しています。これを使うと、いろいろなキーワードの検索数が調べられますし、類似したキーワードも教えてくれます。これを見ていると、いろいろな候補がリストアップできます。

Googleのインターネット広告サービス「AdWords」に登録すると利用できる「キーワードプランナー」の活用方法  

例えば、外壁塗装サービスに関連するキーワードとして「ペンキ 種類」「外壁 リフォーム 費用」といったものがよく検索されているとしましょう。すると、お客さまは外壁塗装を検討する際に、塗料の種類や塗り替え費用の相場が知りたいのかもという予測ができ、塗料の説明や、価格表などのコンテンツが必要だということが見えてくるのです。

理想としてはお客さまに実際に検索キーワードを聞いてみたり、このツールを使ってリストアップされたキーワードを見せて、意見をもらってみたりするとさらにいいでしょう。あなたのビジネスでは、どんなキーワードがよく検索されていますか? それを調べることが、作るべきコンテンツを知る第一歩です。

キーワードプランナーの結果を参考にすると、どういったコンテンツを作るべきかが見えてくる

キーワードプランナーの結果を参考にすると、どういったコンテンツを作るべきかが見えてくる

役立つコンテンツにするためのテクニック

さて、内容がしっかりしていても、伝わらなければ意味がありません。そこで、コンテンツを作る際には、どうすればお客さまに情報の内容が正しく伝わるかを考えましょう。特に気をつけたいのは「ページの内容が伝わりやすいタイトルをつける」「お客さまがよく使う言葉を使って説明する」ことです。

「ページの内容が伝わりやすいタイトルをつける」ことがなぜ重要なのでしょうか。それは、まずは読んでいる人にそのページの内容が伝わりやすいからです。また、タイトルは検索結果にも表示されます。そして検索結果には30~40文字しか表示されないページタイトルと、ディスクリプションと呼ばれる120文字程度の文字しか表示されません。

この中で「私たちは皆さまが欲しがっている情報をこのページで提供していますよ」ということを伝えないと、いくら上位表示されてもクリックされませんので、集客につながりません。そういった面でもタイトルはとても重要です。クリックしたくなる、かつ内容が分かるタイトルを必ずつけるようにしてください。

タイトルとディスクリプション。しっかり書かれたものと適当に書かれたもの。あなたならどちらをクリックするだろうか?

タイトルとディスクリプション。しっかり書かれたものと適当に書かれたもの。あなたならどちらをクリックするだろうか?

「お客さまがよく使う言葉を使って説明する」というのは、前述したキーワード選びと同じ理由です。専門用語を羅列しても、伝わりません。また、お客さまの立場に立ってお客さまが使うキーワードを中心にコンテンツを作っていくと、当然お客さまにも内容がスムーズに伝わりますので、そこから実際の問い合わせや購買につながりやすいです。いくら上位に表示されても、そこから売上につながらなければ意味がないですよね。

それに、そうやって多用な言葉が入っているコンテンツは、もともと狙っていたキーワード以外の幅広く多様なキーワード(これをロングテールキーワードと呼ぶ)でのアクセスが集まるようになります。ロングテールキーワードは、一つひとつのアクセス数は少なくとも、バリエーションが多いことによって、もともと狙ったキーワード以上のアクセスを得ることもできます。

また大事なのは、とにかく「文字情報」だという点です。画像ばかりのページをまだ検索エンジンはうまく処理できません。画像に文字が書いてあったとしても、それを読み取ることはまだ難しいです(将来できるようになるかと思いますが)。なので、重要な情報はきちんとテキストで書きましょう。

たまに広告のチラシやポスターの画像をそのまま貼り付けただけのページがありますが、これが一番良くないですね。PDFファイルの中のテキストはある程度読み取ってくれるように進化していますが、画像はまだ難しいのです。

【注意】好ましくないSEOにだまされないために

ホームページ制作会社などの広告で、「1カ月間の検索ランキング上位を保証」などをうたったサービスを見かけることがありますよね。こうしたサービスの中には「好ましくないSEO」を提供するものがあるので注意が必要です。

例えば、有償でバックリンクを貼る(ほかのホームページに自社のホームページへのリンクが貼られていること)というワザがあります。多くのバックリンクが貼られているということは、人気のあるサイトだと解釈されるため、いわゆる「サクラ」を買って人気サイトのように演出するのです。こうした有償でのバックリンク獲得は公正性を欠くため、Googleはガイドラインで禁止しています。

それに、この手法で一時的に訪れる人の数が上がったとしても、結果として集客や売上にはつながりません。契約期間が終了してバックリンクが外されれば検索ランキングは急降下しますし、検索エンジンのペナルティにつながる可能性もあります。

なにより、検索エンジンの上位に表示されても、実際のコンテンツが伴っていなければ、お客さまをがっかりさせてしまうでしょう。

一方で「良いSEO」は、サイト全体を最適化してくれるサービスです。タイトルや本文の言葉の選び方、用意すべきコンテンツなどをアドバイスしてくれます。また、専門家としてのより技術的な改善点や改良をアドバイス・実施してくれます。

検索エンジン上の順位を正確に把握することは難しい?

また、今の検索エンジンは非常に賢くなっており、場所や検索する個人によって、検索結果が異なります。順位チェックツールで上位になったからといって、あまりあてにはなりません。例えば、よく見るページは上位に出るようになります。しかしそれは世界中でそうなっているわけではなく「あなたのパソコンやスマートフォン」だけで上位に出ているのです。

自社サイトを検索してクリックする人が多い人がよく「だんだん順位が上がって今は1位だよ!」とご報告してこられることがあるのですが……よく調べてみると、先ほどのような「よく見ているからその人のパソコンでだけ上位に出ていた」パターンだったりします。なので、GoogleのSearchConsoleと呼ばれる平均の検索順位を知ることができるツールなどでデータを見ることをオススメします。

同じキーワードでも人によって検索結果が違ってくる。検索サイトも人によってどんな情報を好むかを判断している

検索エンジンについて困ったと思ったら、検索結果のランキング要因を決めている当事者のGoogleが提供している「検索エンジン最適化スターターガイド」を読むことをオススメします。Googleは一貫して「ユーザーに優しいサイト」が上位に表示されるべきという姿勢をもっており、検索結果に影響する要素も同様です。

少し難しい内容も含まれますが、このガイドを読めば、SEOに対する正しい知識が身につき、「好ましくないSEO」にだまされるようなこともなくなるでしょう。

誠実にコンテンツを充実させることが成約につながる

ひと昔前のインターネットは、機械的で単純なものでしたが、今はよりリアルな世界へと近づき、小手先のテクニックでは通用しなくなっています。裏を返せば、SEOも現実の店舗の集客と同じと考えればよいのです。誠実に、親切で分かりやすいホームページを育てていくことがSEOの基本であり、神髄です。

集客のあと、成約につなげるには実際のコンテンツが重要です。せっかくアクセスが増えても、お客さまは知りたい商品やサービスがそこにないと判断すれば、すぐに帰ってしまいますからね。いい商品を作り、お客さまの目を引くコンテンツでアピールしていくことが成約やリピートへとつながります。お客さまがどういう商品や情報を知りたがっているのかを常に意識して、コツコツと更新していきましょう。

今日すぐ始める3つのアクション

  • お客さまのよく使う言葉や知りたいことを探ろう
  • キーワードツールを使って、よく使われる検索語句を調べよう
  • お客さまのニーズに合わせた言葉でコンテンツを作成しよう
中山 陽平(なかやま ようへい)
著者:中山 陽平(なかやま ようへい)
Webコンサルタント。中小企業専門のWeb活用支援企業、株式会社ラウンドナップ代表取締役。Podcast「ノンスペシャリストのためのウェブマーケティングPodcast」は毎月1万ダウンロードを記録。 株式会社ラウンドナップ ホームページ

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